伊藤泰彦 作品集 三重県熊野古道センター(仮称) 基本設計プロポーザル ホーム 作品集 ito architects
home works details
主要用途 展示・研究・交流施設
構造 木造(一部RC造)
規模 平屋建て
延べ面積 2,400u
提案年 2003年
計画地 三重県
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「ミチ」が生み出すクウカンネットワーク
「道(熊野古道)」をテーマとした展示・情報、研究・保存、交流・研修施設の計画案である。
まず、敷地に道を横たえる。この配置は、周辺の豊かな自然・眺望と対応している。そこに木の柱を建ち並べていく。柱壁に囲まれた空間とその余白となる空間の、配置の美しさをスタディした。この複合施設の計画に対する回答として、想定される使われ方の余白の計画にこそ、将来の価値が生まれると考えた。
地場産無垢材を用いた格子梁/雲のような立体大屋根
施設を、木造の格子梁の大屋根が覆う。地場産の木材を用いた格子梁は、上下材に間伐材を用い、充腹材に板材を用いており、梁の一つ一つは4.5mと小さい。風車式に格子状に組み上げることで2,000超の一体的な大屋根をつくりだした。応力に応じて梁成を設定し、天井に変化のある表情を与えている。
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